インバウンド集客に
究極のシンプルさを

新規導入のご相談

お問合せ・ご相談はこちら

お急ぎの場合は電話でもお問合せを
受付しております

03-6912-2775

(月〜金 9:30 – 18:30 /土日祝・年末年始を除く)

メニューを閉じる

市場別トレンド

【台湾市場攻略】訪日台湾人観光客の最新動向と集客成功の秘訣

  • 市場別トレンド
  • 訪日集客コラム

台湾は深い親日感情を持つ国として知られており、訪日インバウンド市場において非常に重要な存在です。2024年は11月の時点で累計555万人以上が訪日し、韓国(795万人)、中国(637万人)に次ぐ第3位となりました。今後も拡大し続けることが予想される台湾の訪日インバウンド市場では、リピーターが多いことからも地方への訪問や、SNSを活用した情報収集・共有が活発であることが特徴的です。

本記事では、訪日台湾人観光客の最新動向をわかりやすく解説し、集客につなげるための基礎的なプロモーション戦略を網羅的にご紹介します!

インバウンド集客に向けた具体的な施策についてご提案可能です。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

台湾市場の全体像と動向

台湾市場の規模と成長性

台湾は人口2300 万人ながら、訪日観光客数でトップクラスを誇ります。2024 年11 月時点で年間累計 555 万人が訪日し、旅行消費額は他国を大きく上回る水準です。このことから、台湾人観光客は日本のインバウンド市場における重要なターゲットであるといえます。

台湾人旅行者の特性

台湾人旅行者は、1945 年までの50 年間、日本が台湾を統治していた歴史的背景から、親日感を持つ人が多いことで知られています。そのため日本文化やサブカルチャー、観光地等に対する関心が非常に高いのが特徴です。また、南国特有の明るさも魅力で、訪日観光でフレンドリーな交流を楽しむ傾向があります。

訪日台湾人の増加はどこまで続く? 

過去10年のデータを見ると、訪日台湾人数は年々増加傾向にあり、2024年11月時点で年間555万人が日本を訪れ、コロナ前の2019年の総数をすでに上回っています。日本は地理的に台湾から近く、食文化や歴史、自然など台湾人観光客にとって魅力的な観光資源も豊富であるため、訪日台湾人観光客は今後もさらに増加することが期待されています。

訪日台湾人観光客の属性と行動パターン

主な属性と傾向

 

訪日台湾人観光客はリピーター率が84%と非常に高く、2回目以降の訪問者が多いことが際立っています。旅行形態では個人旅行が全体の62%を占め、滞在日数は4.6泊と短めです。一人当たりの旅行支出額は25万円と他国と比較しても控えめですが、リピーター率の高さや、団体ツアー客の需要が相まって、2023年の年間旅行消費額は7835億円に達し、訪日旅行客全体で最も多い14.8%を占めています。さらに、リピーターほど個人手配での旅行を選び、滞在日数が長くなる傾向も見られます。

訪日台湾人観光客の消費傾向と求める体験

台湾人観光客が期待する体験

文化的な安心感や日本製への信頼から、買い物や体験への期待が非常に高い傾向があります。特に温泉や日本の四季を楽しむ体験、地域特産品やグルメを堪能する「日本らしい体験」ができる観光が人気です。こうした動向は「コト消費」への関心の高まりを示しており、新しい体験価値の提供が必要となります。

買い物動向:訪日台湾人が購入するもの

台湾人観光客に人気の商品は菓子類や食品全般が比較的高い割合を占めており、日常的に消費できる日本の特産品が人気となっています。特にドラッグストアは定番の買い物スポットで、健康志向の高まりから医療品やサプリメントの需要が大きく、実用性や贈答品としての魅力が重視される傾向にあります。

飲食傾向:訪日台湾人が求める食体験

訪日台湾人観光客にとって満足度の高い食べ物は、肉料理、ラーメン、魚料理、寿司が挙げられます。特に肉関連の料理を好む傾向が見られ、焼肉やトンカツが人気です。飲食費は旅行総支出の23%と控えめですが、台湾では「吃喝玩樂」(食べて飲んで遊び楽しむ)という言葉が象徴するように、食を楽しむことも旅行の重要な要素となることがわかります。

最新トレンドと効果的なプロモーション戦略

情報収集方法から見る訪日台湾人観光客へのアプローチ方法

訪日台湾人観光客の情報収集においては、SNSが重要な役割を果たしています。特に台湾ではFacebookの利用率が高く、スマホの所有率が95%を超え、テレビよりもYouTubeやその他動画配信サービスが広く利用されています。さらに、口コミサイトでの評価も旅行先選びに大きな影響を持ち、台湾の旅行者はGoogleマップを積極的に活用して訪問先の評価や体験を口コミとして投稿する傾向があります。Googleは台湾において圧倒的な検索エンジンシェアを誇り、その口コミ評価は観光地や施設の知名度向上に直結します。また台湾では訪日旅行者向けに特化したインバウンドメディア「樂吃購(ラーチーゴー)!」のような信頼性の高い情報源も活用されています。

台湾の訪日シーズンと休暇制度を活用した集客戦略

訪日台湾人観光客は、4月の清明節連休、7月の夏季休暇、10月の国慶節連休といったタイミングで増加する傾向があります。一方で、年間を通じて安定した訪問者数が見込めるため、集客施策は早期に始めることが効果的です。特にイベントや期間限定キャンペーンを実施する場合、台湾人観光客は訪日の2–4ヶ月以上前から旅行計画や情報収集を行うため、狙いたい時期の少なくとも3ヶ月前から情報発信を開始することが重要です。情報発信においては、繁体字中国語で観光情報やおすすめプランを提供することがポイントです。また、台湾で広く利用されているメディアやSNSを活用することで、ターゲット層への効果的なアプローチが可能になります。

この記事のまとめ

・台湾市場は高いリピーター率と地方観光への関心が特徴的。

・SNSや口コミサイト、ショート動画を活用したプロモーションが鍵。

・訪日計画は2〜4ヶ月以上前から立てられるため、早期の情報発信が重要。

関連記事

【中国市場攻略】訪日中国人観光客の最新動向と集客成功の秘訣

訪日外国人旅行者の中でも、中国市場は圧倒的な消費額と訪問者を誇り、観光業界における最重要な ターゲットと言えます。近年、中国人旅行者の旅のスタイルは多様化が進み、地方の隠れた魅力や独自の体験、さらにSNSや口コミサイトを活用した行動が特徴で…

サービス導入事例

「村上隆 もののけ 京都」のチケット販売に海外OTAを活用!アジアを中心に多数のインバウンド集客を実現

京都市京セラ美術館は、開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」で中華圏を中心とした海外OTAを活用し、インバウンド集客を強化。アジアからの訪日客を中心にチケット販売が好調。「Japan ticket」導入の決め手や利用の感想を伺いました。

参考文献

日本政府観光庁 訪日旅行ハンドブック2023年
日本政府観光局 日本の観光系統データ 訪日旅行について調べる
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2024年4-6期報告書」
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2023年次報告書」
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2019年次報告書」
日本政府観光局 台湾基礎データ
日本政府観光局 2024年訪日外客数(総数)
日本政府観光局 「今注目のOTAに聞く② KKday編 台湾から見た訪日旅行の魅力」
電通、世界15の国・地域を対象に「ジャパンブランド調査2024」を実施
TAIWAN 交通部觀光署觀光統計資料庫 來臺旅客統計 
DIGITAL 2024: TAIWAN

エリアやターゲットに応じたご提案が可能です。
インバウンド集客施策についてはお気軽にご相談ください

訪日トレンド一覧へ戻る

ページの先頭へ戻る