

株式会社力は宿る が挑むインバウンド戦略!
「大衆点評」内ランキングで1位も獲得した、中国マーケット施策とは
- 企業規模1~10店舗
- インバウンドプロモーションサービス 導入事例
- 大衆点評 公式アカウントサービス 導入事例
- 旅マエプロモーション
- 飲食
- お客様名
- 株式会社力は宿る
- 業種
- 飲食
- 企業規模
- 1~10店舗
「すき焼き 京都力山」「京都とんかつ かつ田」などのブランドを展開し、京都の飲食シーンで新たな挑戦を続ける、株式会社力は宿る。コロナ禍明けのインバウンド回復を機に、訪日観光客への本格的なアプローチを開始し、特に「大衆点評」をはじめとした中国市場向けの施策を強化。導入の背景や成果、今後の展望について、代表取締役の谷村様にお話を伺いました。
ご利用中のサービス
- 「大衆点評 公式アカウントサービス」
- 「大衆点評 広告サービス」
- 「RED」KOC施策
- 課題
- 観光の中心地である京都エリアでの複数ブランド展開で、コロナ禍明けからインバウンド集客を本格化
- 中華圏向けのプロモーションに有効な「大衆点評」の活用を決めるも、自社内では運用が困難
- 飲食業界のことは把握していても、最新の中国市場の動向等はなかなかキャッチアップができない
- 効果
- 正規代理店の信頼感から、Japanticketで「大衆点評」の利用を開始。伴走型の運用サポートで中国市場の情報もアップデート
- 新店舗はオープン1年で売上がおよそ倍増、その内訳はインバウンドが9割以上という状態
- オンライン施策での認知拡大と店舗での口コミ促進の動きが、インバウンド集客の好循環を創出
お話を伺った方
- 株式会社力は宿る
代表取締役 - 谷村 昌樹 様
ー 導入の背景インバウンド市場への本格参入
Q. 「大衆点評」検討のきっかけや、導入前に感じていた課題を教えてください
もともと日本国内のお客様向けの店舗開発をしていましたが、コロナ禍が明けるタイミングから海外のお客様が急増しているのを実感していました。我々の店舗がある京都エリアは特に観光地として人気が高く、今後さらにインバウンド需要が伸びていくだろうという見立てで、2023年8月頃からインバウンド対策を本格的に開始したという経緯です。最初はとんかつ定食業態を展開し、その成功を背景に新たに「和牛すき焼き 京都力山」を立ち上げました。

インバウンドを取り込んでいく上で「Google」対策は不可欠と考えていたので、「Google」のローカルSEO施策も導入したのですが、国ごとの対策も打っていくべきだと感じていました。当時、中国市場に関してはまだコロナ禍の影響から回復しきっていなかったものの、以前から飲食店を運営してきた経験と感覚で、必ず中国人観光客は戻ってくるという確信がありましたね。
中華圏向けのプロモーションにおいて「大衆点評」が有効なプラットフォームであることには聞き馴染みがあったので、これを活用しようと決定したのは早かったです。実は最初、「大衆点評」公式アカウントの開設を自分でやってみようとしたんです。しかし、日本の事業者が設定作業等をやるのはかなり難しく、これは自力では出来ないなとわかったので、専門家にお願いすることにしました。
ー 導入の決め手正規代理店としての信頼感
Q. 当社へはどんな経緯で興味を持ち、どのような理由で導入を決められましたか?
Japanticketを知ったのは、予約管理システム「ebica」を運営する株式会社エビソルがきっかけです。もともと別の予約管理システムを使っていたのですが、今後さらなるインバウンド集客面での打ち手を考えていたところ、「ebica」ならグループ会社であるJapanticketのサービス連携により、海外からの予約も一元管理できるという点に興味を持ちました。さらにJapanticketは「大衆点評」の正規代理店でもあるとのことだったので、それで話を聞いてみようと。
他社の類似サービスとの相対比較はしておらず、あくまで導入してみて結果が出るかどうか、という点で考えていました。最近、インバウンド集客事業を展開している会社も多くなってきていますが、実際のところどの施策が効果的なのかを判断するのは容易ではありません。そのため、「まずはやってみよう」という姿勢で、騙されたと思ってJapanticketと一緒に進めていくことを決めました。 なかでもポイントとなったのは、正規代理店としてのノウハウがあるという信頼感ですね。単に広告を出すだけの運用をするつもりはなかったので、専門家としてマーケット情報の提供なども含めサポートしてほしいとお伝えした上で、取り組み始めました。
ソリューション詳細はこちら
中国人観光客の集客支援サービス 「大衆点評」は訪日中国人観光客の、 2人に1人が利用する中国最大の口コミサイトです。 私たちJapanticketは「大衆点評」の正規代理店…
ー 導入後の感想市場理解と伴走型サポート
Q. 実際に運用を始めて、期待していた成果は出ていますか?
この結果が出たのは、担当営業のお陰以外に他なりません。
「大衆点評」導入後は毎月の定例会実施で親身にフォローいただいているほか、ネイティブスタッフの方も多くいらっしゃるので、データをもとにした改善策に加え、中国マーケットの情報なども教えていただけるのが心強いです。
もともと単なる数値計測だけの運用をするつもりはなかったものの、「大衆点評」は中国独自のプラットフォームなので、評価や口コミ件数の基準に関して自社内ではなかなかピンとこない部分がありました。
そこで、Japanticketの皆さんと話しながら目指すべき指標についても一緒に立案、結果、社内でも成功の基準を共有することができるようになってきています。さらに公式アカウントの基盤が出来てきた段階から広告運用も開始したのですが、同じ京都エリア内で複数業態を運営していることもあり、効果検証にも役立てられているなと感じます。
Q. 具体的な効果を教えていただけますか?
2023年11月にオープンした新店舗は、1年で月の売上がおよそ倍増。「和牛すき焼き 京都力山 河原町店」に関しては、現在お客様の割合がアジア圏約7割、欧米圏約3割と、訪日外客数自体の内訳とほぼ同じです。日本人のお客様は1日1組程度なので、まさに当初の狙いどおり、インバウンドが売上を牽引している状態といえますね。
実施したこととしては、まず「大衆点評」内に基本情報をしっかり載せることにより、情報発信と口コミ獲得のインフラを整えました。広告運用については、夏休みや春節といった日本への流入が増えるタイミングに合わせて、「大衆点評」内で上位認知してもらうことを目的としています。これらの取り組みは着実に効いてきているのではないでしょうか。

またオペレーション面では、「ebica」との連携によって、Googleや「大衆点評」、オウンドメディアといった複数経路から予約を取りつつも、それらを一元で管理できています。予約管理システムを変更したこともあり当初は操作に慣れるまで少し時間がかかりましたが、インバウンドに注力するという観点では業務効率化にもつながっており、メリットが大きいです。
ー インバウンド特化の戦略口コミ促進と新たなチャレンジ
Q. 現場でのコミュニケーションなど、何か意識されていることはありますか?
店舗では、口コミ促進の意識をスタッフにも伝えています。特に「大衆点評」は中国市場において非常に影響力のあるプラットフォームであり、ポジティブなレビューが増えることで、より多くのお客様に来店していただけると考えています。
ただし、数字を上げて星5評価を狙えばいい、ということではなく、まずは目の前のお客様に対してきちんと価値提供することにコミットします。基本的に外国人のお客様は旅行で来ており、「楽しかった?」と聞くと「すごく良かった!」なんて答えてくれることが多いんです。その流れで「よかったら口コミも書いてもらえると嬉しいです」とお伝えすると、お客様も満足した気持ちのまま自然に口コミを書いてくださいます。

私たちの意識としてベースにあるのが、お店の前を歩いている観光客に「絶対美味しいから入って!」と言えること。あくまで体験を楽しんでいただいた結果として、自然と高評価や口コミが増えていく好循環が生まれてくると考えています。
Q. Japanticketによる「RED」のアカウント運用も実施予定。新たなチャレンジを決められた理由は?
最近、中国版Instagramと言われる「RED(小紅書)」で、「すき焼き 力山」に関するユーザー発信の投稿がバズったケースがあり、実際に来店された中国のお客様からもスマホでこういった投稿を見せていただくことがありました。これをきっかけに可能性を感じ、本格的な運用を検討することになったという流れです。
「大衆点評」同様、「RED」も自社で発信したり広告を回したりできないか検討はしたのですが、専門知識が必要な部分も多く、やはり難しいんですよね。手探りで時間をかけて進めるよりはノウハウを持っているチームにお願いするのが良いなということで、Japanticketにサポートしていただきながら、公式アカウント運用を戦略的に展開し、中国マーケットをさらに強化していく予定です。

Q. もし他の飲食店が同様の取り組みをするとしたら、おすすめされますか?
当社ブランドの場合は、100%海外のお客様に向き合う戦略に決めました。その判断ができたことで、国内向けの集客施策でグルメサイト等にかけているような固定費を、ほとんどインバウンド向けに置き換えられた点は大きいです。
これまで通りの国内集客を継続しながら海外も、となるとコスト面がネックになって踏み切れない飲食店も多いのではないかと思いますので、インバウンドに本格的に取り組むなら、ある程度海外向けに振り切ることも一つの選択肢かもしれません。
私たちは、常に新しいことをやりながら先駆者としてマーケット自体を切り開いてきています。そこまで振り切れた理由はというと、「可能性がありそうならやってみる!そこに向かっていく!」という想いなのですが、そうした熱量をもって本気でインバウンド施策に取り組んでいきたい飲食店であれば、Japanticketのソリューションはおすすめできますね。
ー 今後の展望旅マエのマーケティング強化とブランド拡大
Q. 今後のインバウンド戦略やJapanticketに期待されていることを教えてください
今後のビジョンとしては、「観光×飲食」というフィールドの中で一番を獲っていきたいですね。
日本が観光立国になっていく上で、やはり影響力が大きいのはアジア圏からの観光客だと思います。旅ナカに関してはひと通りインフラ構築ができてきたので、今後は旅マエにおけるマーケティングも仕掛けていきたいと考えています。
具体的には、広告運用をさらに最適化し、より効果的にターゲットにリーチできるようにしたり、「RED」を活用しながらユーザーとさらに活発なコミュニケーションをとっていくなど、訪日前の段階でお店の魅力を伝え、「京都に行くなら、あのお店に行こう!」と思ってもらうような流れを作ることが重要だと考えています。

さらに、日本全国へのブランド拡大も視野に入れています。現在は京都を拠点にしつつ、他の関西地域においてもフランチャイズで店舗展開を進めていますが、将来的にはブランドの海外認知を拡大しながら、日本各地での来店につなげていきたいです。
インバウンド市場は今後ますます成長すると思います。その中で、私たちは常に新たな挑戦を続け、市場の最前線で事業を展開し続ける気概でいます。現時点で少なくとも中国マーケットに関しては、Japanticketが頼りです。顧客満足度に関しては店舗で自分たちが直接お客様と向き合いながらヒアリングしつつ、マーケットの動きや攻め手といった戦略的な部分については、引き続きJapanticketにサポートしていただきたいですね。
※記載の内容はすべて2025年3月インタビュー当時のものです
ご協力いただいたお客様のご紹介

株式会社力は宿る
株式会社力は宿るは、2023年に『京都とんかつ かつ田』『和牛すき焼き 京都力山』を新たに出店し、2024年にはさらに5店舗を新規オープンしました。直営店舗数は9店舗となり、京都を拠点に世界中のお客様へ食を通じた感動体験を提供しています。
FC募集のお知らせ
株式会社力は宿るでは、2025年3月から全国FC募集を開始。「観光×飲食」として、飲食業の新たな可能性を切り拓いています。
例)33坪36席で月商3000万のすき焼き、16坪14席で月商900万のとんかつ/天ぷら(定食業態)、32坪37席オープンから3ヶ月で月商1800万越えの焼肉
店舗の広さ、立地状況に合わせて結果が出せる業態を提案。業態設計・集客戦略・チームづくり・体験価値づくりをお伝えします。
【求める企業像】
・「観光×飲食」業として海外のお客様へ価値提供したい企業様
・海外のお客様をメインに店舗集客したい飲食店の方
飲食店の皆様は、予約管理システムとの連携でさらに効果的な利用が可能です!
飲食店向け予約管理システム「ebica」

グループ会社の株式会社エビソルが運営する予約管理システム「ebica」は、国内グルメサイトの一元管理を日本で実現したサービス。「Japan ticket」とも連携できるため、国内外の集客力向上やお店の業務効率化を目指す飲食店様には、両サービス活用によるご提案も可能です。
→詳細はこちら (エビソルが提供する「ebica」公式サイトに遷移します)
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