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市場別トレンド

【香港市場攻略】訪日香港人観光客の最新動向と集客成功の秘訣

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  • 訪日集客コラム

香港は日本からの距離が近く、文化的な親和性が高いことから、訪日観光市場において重要な地域です。最近では自由な旅行スタイルを好む香港人観光客が増え、SNSや訪日特化型情報サイトを活用する姿が特徴的です。

本記事では訪日香港人観光客の最新動向をわかりやすく解説し、集客に繋げるための基礎的なプロモーションを網羅的にご紹介します!

インバウンド集客に向けた具体的な施策についてご提案可能です。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

香港市場の全体像と動向

香港市場の規模と成長性

香港は面積が東京都の半分程度ながら、753万人が暮らす高度に発展した都市です。一人当たりGDPは2023年に51,168ドルと経済的にも豊かで、旅行好きの割合が非常に高いことが特徴です。また、2024年には年間268万人が日本を訪れており、中国本土を除く最も人気の海外旅行先となっています。

香港人旅行者の特性

香港人は親日家が多く、中国の特別行政区でありながら、中国本土とは異なる独自の文化や価値観を持っています。旅行では「新しい体験」や「挑戦」を重視する傾向があり、訪日旅行でもこれが顕著に表れています。

訪日香港人の増加はどこまで続く? 

訪日香港人観光客はパンデミックの影響で一時減少したものの、2024年の訪日外客数は2019年の117%を達成し過去最高の数値を更新しています。リピーター率は90%と非常に高く、安定した訪日需要が今後も期待できます。

訪日香港人観光客の属性と行動パターン

主な属性と傾向

 

香港人観光客は約90%が個人手配旅行を選ぶなど、自由で柔軟な旅行スタイルを好む点が特徴です。一人当たりの旅行支出額は33万円と高水準で、近年ではレンタカーを利用して地方都市を訪れる人が増えています。また、香港人は「地域として中国と一緒に扱われること」に対して強い違和感を抱く傾向があり、彼らをターゲットとしたプロモーションでは中国本土とは異なるアプローチが求められます。

訪日香港人観光客の消費傾向と求める体験

香港人観光客が期待する体験

香港人観光客は「日本らしい体験」を重視し、温泉や四季折々の風景、日本製品の購入などへの強い関心を持ち「コト消費」へのニーズが顕著に高まっています。特に日本食への期待が大きく、電通の「ジャパンブランド調査2024」によると訪日前に期待されるものとして「日本製のスナック菓子」「庶民的な和食レストラン」「日本オリジナルのコンビニ食品」「居酒屋」などが挙げられ、上位5位のうち4つが食に関連していることがわかります。

買い物動向:訪日香港人が購入するもの

香港人観光客は旅行総支出の42%を買い物に費やしており、「モノ消費」への需要は依然として高い点が特徴です。特にファッションや美容関連商品への関心が強く、自身の好きなブランドのセール時期を狙って訪日し、1度の訪日で大量購入する傾向も顕著です。

飲食傾向:訪日香港人が求める食体験

訪日香港人観光客にとって満足度の高い食べ物には、肉料理、魚料理、ラーメン、寿司が挙げられます。寿司や刺身、回転寿司、鉄板焼き、居酒屋といった日本の食文化を楽しむ傾向が顕著です。旅行中の飲食費は全体支出の23%と控えめですが、美食家として知られる香港人にとって食体験は旅行の大きな魅力のひとつです。

最新トレンドと効果的なプロモーション戦略

情報収集方法から見る訪日香港人観光客へのアプローチ方法

香港ではYouTube、Facebook、InstagramといったSNSが主要な情報源として広く活用されています。訪日リピーターが多い香港では、有名な旅行系ブロガーやインフルエンサーが日本の旅行情報を発信し、多くの支持を集めています。また、SNS以外にも「Go!Japan」、「Umagazine」、「Like Japan」、「Gotrip」といった旅行情報サイトが一般的に利用されています。特に「Like Japan」のFacebookフォロワーは93万人、「Umagazine」のトラベル版は100万人に達し、訪日旅行に特化した情報発信メディアとして広く支持されています。これらのプラットフォームを活用することで、香港人観光客へのアプローチを効果的に強化できます。

香港の訪日シーズンと休暇制度を活用した集客戦略

香港人観光客は11月から12月、そして6月から7月に増加する傾向があります。特に12月はクリスマス休暇などの連休やイベントが影響し、紅葉シーズンの11月も需要が高まる重要なタイミングです。このため、11-12月の集客を見据えた早期プロモーションが効果的とされています。さらに、香港人は旅行計画を立てる期間が比較的短く、1カ月以内に旅行を決めることが多いため、タイムリーな情報配信が鍵となります。また、6月は航空券が比較的安価になる閑散期であり、7月は学校の夏休みが始まる時期に重なるため、これらの時期に向けたプロモーションや特別プランを訴求することで、さらなる集客が期待できます。

この記事のまとめ

・自由な旅行スタイルを好む香港人観光客には柔軟なサービス提供が必要

・繁体字や広東語での案内表示や、SNSを活用した情報発信、中国本土とは異なる対応が鍵

・香港の休暇シーズンに合わせたタイムリーなプロモーションが重要

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参考文献

日本政府観光庁 訪日旅行ハンドブック2023年
日本政府観光局 日本の観光系統データ 訪日旅行について調べる
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2024年4-6期報告書」
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2023年次報告書」
国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向 訪日外国人消費動向調査結果及び分析 2019年次報告書」
日本政府観光局 香港市場基礎データ  
日本政府観光局 2024年訪日外客数(総数)
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