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訪日集客コラム

コロナ禍で注目度が高まるエコツーリズムとは?

  • 訪日集客コラム
コロナ禍で注目度が高まるエコツーリズムとは?

注目されているエコツーリズムとは

注目されているエコツーリズムとは

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、大型商業施設や娯楽施設が営業を制限される中、屋外で遊べるスポットへの家族単位でのお出かけや旅行が人気となっています。

密を避けた自然回帰の動きが強くなってきており、アフターコロナの観光にも変化し、人々の環境に対する意識も強まっています。

このような状況も相まって、エコツーリズムという旅行の仕組みに注目が集まり最近話題となっています。

☆エコツーリズムとは
地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます。
(出典:環境省 「エコツーリズムのススメ」より)

最近、少しずつ耳にするようになったエコツーリズムですが、日本ではコロナ禍以前の平成15年から平成16年にかけて、エコツーリズム推進会議が設置され、環境省が中心となり国をあげたエコツーリズムの推進がスタートしています。

「エコツーリズム推進会議」では、エコツーリズムの概念を「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」としました。

観光立国を目指す日本の豊かな自然とエコツーリズムの効果

観光立国を目指す日本の豊かな自然とエコツーリズムの効果

コロナ禍以前は、日本各地のスノーリゾートが訪日外国人から非常に人気となっており、ウィンタースポーツを目的とした多くの外国人旅行客が日本を訪れていたことは記憶に新しいのではないでしょうか。

日本国内には世界自然遺産として登録されている場所が4箇所(北海道 知床 /鹿児島県 屋久島 /青森県・秋田県白神山地 /東京都小笠原諸島)あり、世界からの知名度もあります。

それだけでなく、国内各地で優れた自然のある場所が「国立公園」として指定されており、その自然を守る活動もされています。 例えば世界自然遺産のひとつである屋久島では、エコツーリズム活動の一環として「屋久島公認ガイド」の制度が確立され、認定された公認ガイドと一緒に自然アクティビティを楽しみながら屋久島の自然について学ぶことが出来ます。

世界自然遺産のほかに、富士山頂に太陽が重なる瞬間、ダイアモンドのように輝く「ダイアモンド富士」や、北海道阿寒湖の「霜の花」と呼ばれるフロストフラワー、夕日が放つ神秘的な緑の閃光グリーンフラッシュなど、地域固有の魅力を観光客に伝えるのに最適な日本ならではの自然現象も各地にあります。

環境省の「エコツーリズムに関する国内外の取組みについて」では、エコツーリズムの成立がもたらす効果を4つ挙げています。

  • 旅行者に対しては、自然や地域に対する理解が深まり、知的欲求を満足させる
  • 地域の自然環境・文化資源に対しては、それらの価値が維持されるよう保全され、または向上する
  • 観光業に対しては、新たなニーズに的確に対応し、新たな観光需要を起こすことができる
  • 地域社会に対しては、雇用の確保や、経済波及効果、住民による地域の再発見により、地域振興につながる

観光スポットや観光施設のプロモーションというと、その施設についてだけの発信が一般的でしたが、エコツーリズムのように周辺地域の自然の魅力など、地域全体を含めたプロモーションで集客に繋げることで、いずれは国内外からの継続的な集客向上に期待することができます。

エコツーリズムの課題と情報発信について

エコツーリズムの課題と情報発信について

一方で、環境省の「エコツーリズムに関する国内外の取組みについて」では、エコツーリズムの課題を挙げています。

例えば、学習要素が強く行動の制約も多いのではないかというイメージを持たれがちであったり、エコツアーの内容や実施状況に関する情報量はまだ少なく、情報の発信が不足していたりという現状です。

SNSを活用しての旅行の情報発信や収集は、今では当たり前となっています。エコツーリズム参加者がSNSで実際に体験したツアーの内容や、自然の写真を掲載することで、その地域に興味を持つ人々をはじめ、より幅広い層に情報を発信することが出来ます。

特に、多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーがエコツアーに実際に参加し、SNSでそのプロモーションをした場合の影響力にはとても期待ができます。

楽しい旅行にしたいからと学習要素の強そうなエコツアーというもの自体、敬遠している層にも情報が拡散されるだけでなく、ツアー中の写真やツアー内容の詳細をSNS投稿から知ることが出来れば、より幅広い層にエコツアーを身近なものとして認識してもらうきっかけにもなり得ます。

コロナ禍で国外からの観光客受け入れが制限されている状況でも、感染拡大収束後を見据えて海外旅行の情報収集を継続している人は多いと言われています。

屋外で自然を楽しむ遊びが注目されている今だからこそ、アフターコロナに向けて、日本でのエコツーリズムに関する情報発信をそれぞれの施設で取り組むことも重要です。

この記事のまとめ

  • コロナ禍が続いたことによる自然回帰の傾向や、環境に対する意識の向上により、観光においてもエコツーリズムの注目度が高まっている。
  • 日本は世界自然遺産や特有の自然現象も見られるとても自然豊かな国。エコツーリズムの成功は継続的な地域全体の復興にも繋がる。
  • エコツーリズムに関する情報発信はまだ不十分であり、今後SNSを活用した情報発信に大きな期待ができる。

情報配信やインバウンド集客についても、お気軽にご相談ください

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