富士山吉田ルートのオーバーツーリズム解消へ 「Japan ticket」を活用した通行予約システムを導入
- オーバーツーリズム対策
- 事前決済
- 自治体・DMO
- 自社サイト販売機能
- お客様名
- 山梨県
- 業種
- 自治体
富士山に登る登山者の半数以上が利用するという「吉田ルート」では、増加する登山者・観光客に伴うオーバーツーリズムの課題解消などを目指し、通行予約システムを導入することに。「Japan ticket」システムの活用によって、登山の適正化と自然環境の保全を両立させる取り組みを開始しました。
ご導入サービス
- 「Japan ticket」
ー 背景 導入前の課題・導入のきっかけ
富士山では近年、インバウンドを含む登山者・観光客の増加による山頂付近の過度な混雑や自然環境への影響、観光客の満足度低下といった「オーバーツーリズム」の課題が深刻化しています。
特に登山者数が多い「吉田ルート」では、特定の日や時間帯での混雑、弾丸登山や軽装登山、登山道上でのたき火などのルール・マナー違反が増加し、観光価値の低下と登山事故のリスクが高まっている状況でした。
これを受けて山梨県は、2024年夏の富士登山シーズンより、登山の適正化を図るための規制と通行料の徴収を実施することを発表。
そして、この新たな取り組みに伴うトラブルや混乱の最小化、登山者・観光客の利便性向上などを目的に運用が決定した「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」に「Japan ticket」が採用されました。
ー 活用方法システムの概要および活用方法
「Japan ticket」(※) を活用した「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」は、登山用eチケットの予約管理、事前決済、購入者へのeチケット送付、チケット引換対応、オンライン在庫管理などをシームレスに行うことができます。
富士登山のオフィシャルサイトで多言語対応のもと、5月20日より一般公開されており、登山客は購入したeチケット記載のQRコードを富士山吉田口五合目の窓口でスキャンして通行することが可能です。
※「Japan ticket」は、日本の体験サービスをeチケット化し、世界中の観光客が利用するOTAや自社ホームページ/SNSで配信することで、国内外からの集客を最大化することができるサービスです。
ー 今後の展望今回の取り組みで実現すること
この度の「Japan ticket」を活用した通行予約システムの導入により、富士山のオーバーツーリズム解消に向けた総量規制を実現し、富士登山におけるスムーズで最適な管理・運営体制の構築を目指します。
またこれにより、富士山の自然環境保全活動への寄与が期待され、国内外の登山者・観光客に対して質の高い体験を提供できるようになることが期待されます。
今後もJapanticketは、観光業界全体のデジタル化を推進し、インバウンド集客の効率化と観光価値の向上を目指します。
富士登山オフィシャルサイト
URL:https://www.fujisan-climb.jp/
環境省・山梨県・静岡県による富士登山のための総合サイト。
富士登山にあたっての注意事項等の詳細や、「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」へのアクセスは、
こちらからご確認いただけます。
※記載の内容はすべて2024年6月当時のものです
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